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2000年1月22日(土)
05:30 起床

・腰痛が気になって、熟睡できず。午前中は、静養にあて、今日の日程は、午後の競馬場だけと腹をくくる。

06:40 朝食

・前日の朝食で、知り合った日本人一人旅の北海道の女性から、バッファリンをいただく。これで、帰りの荷物運びは、なんとかなると一安心。本日の工程をチェックして、ひと眠り。

11:20 東駅

11:40 ユーゴ料理レストラン

13:00 メトロ劇場のこと

・メトロに乗車していると、突然、背後から、オルガンの音。音質から、テープの再生音とわかる。車内放送など、いままで、一度もなかったのに、と思案しつつ、音の方向を振り向くと、ドア前のスペースが、黒色の幕で遮断され、人形劇がスタート。これが、かの「メトロ劇場」かと、関心。人形劇は、はじめ少女だけ、次に、少女と狼となり、狼が王子様に変身。ほんの1分程度で終了。車内中央のポールにセットされた黒幕は、またたく間に畳み込まれ、若い男性の演者が、客席をまわり、集金。写真撮れたお礼に、10Fを放り込む。演者「はずんでくれて」という顔色で、merci 。
・この日、土曜日だからだろうか、たまたまの巡り合わせだろうか、このあと、乗り換えのシャルトル駅構内で、アンデスのフォルクローレ(大阪の梅田・京橋で見かけるのと、同じタイプ)、RER線では、おじさんのアコーディオンに遭遇。車中は、男も女も、革ジャンばかりめだつ、寒々した空気に包まれているなか、心なごませる。

14:00 バンセンヌの森の競馬場

18:00 CASINO

・競馬場見学も終わり、ほぼ、目的完了。前日につづき、スーパー「CASINO」へ。職場のみやげ用に、下着・靴下とカンズメ、あと、自分用に、「フランス版雑誌YAHOO!」などを購入。ちなみに、各種新聞もあって、探して見ると、パリ・テュルフほか、競馬新聞も各種あり。紙名及び価格は、次のとおり。

  Paris Turf 7.00F
    Week  End 6.80F
    La Gazzette Coureses 2.50F
    Tierce Panorama 5.00F

・Paris Turf は、一般新聞サイズ。その他は、タブロイド判。一般紙のフィガロ(7.00F)では、競馬欄が、1ページしかなく、ほとんど出馬表のみ(予想は、1レースのみ)。専門紙といえ、Paris Turfは、町や駅のキオスクでも入手できそう。競馬場にいく前に入手できなかったことが、ちょっと残念。

・ランジス市場にいったことだから、生鮮食料品の価格も調べる。

19:40 「イクスプレス・ハンブルグ・レストラン」

・夕食には、ビレット公園内のハンバーガーショップで、ハンバーガー1個をテイクアウトし、部屋で、残りのビールやおつまみを整理する。

20:00 テレビ「キャバレー」

・テレビをつけていると、ちょうど8時から、2チャンネルANTENA2で、「キャバレー」とい番組が、まさにキャバレーのオープニング−トップレスのダンサーをバックに司会・ゲストが舞台に進み出る−で始まる。
・司会の男性は、顔と声質が、やしきたかじん、しゃべくりのスピードは、古館アナにそっくり。
・番組は、むかし、ムーラン・ルージュで見たショーと、まったくといっていいほど同じ。ジャグラーあり、中国雑技団あり、テーブル・マジックあり、逆立ち芸あり、リング・マジックあり、カーボーイのロープ芸ありと、盛り沢山。
  なかでも、男女ペアで、マジックにみえて、コントを演じるコンビのうちの女性(ソニア・エルサ)が、秀逸。かつて、東京ボードビルショーのオハコ芸−ヘビがテーブルから頭をだす出し物−を、ヘビでなくて、彼女の頭そのものが、男の壺の上げ下げに合わせ、あるいは、はずして出たり入ったりする。そのスピーディーな動きとチャーミングな表情が、マンガのウッド・ペッカーさながら。
・ナイト・ツアーの定番のショー見学をテレビで済ませることができ、まったくもって、ラッキー。
・あと、番組途中で、街頭録画の「いたずらカメラ」のコーナーもあった。町の商店のいくつかで、いたずら男が立ち小便、店の人の反応を見るという仕立て。立ち小便の男は、「ピッピ・ピッピ」と連呼。フランス語単語ひとつを覚える。

22:00 荷物をまとめる。いいしれぬ満足感。